武者七人衆
時は戦国、無敵と称される七人の頑駄無がいた。

怪力自慢の斎胡・謎の武器を操る仁宇・空を飛ぶ力を持つ摩亜屈
代々武士の家柄で弓の名人の精太・農民あがりの二刀流の農丸
大砲使いの駄舞留精太・最強の武士である武者…

彼らはあまりにも強すぎたために、戦を挑む敵がいなくなってしまった。

しかし、それから数年の月日が流れ
彼らの国に闇将軍率いる悪の闇軍団が戦を仕掛けてきた。
悪の軍団は様々な悪事をしでかした。
事を重く見た七人の君主である大将軍は修行中の七人を急遽招集するのだが
集まったのは武者・精太・摩亜屈・駄舞留精太・仁宇の五人だけであった。

こうして、悪の闇軍団と正義の頑駄無軍団との戦いの幕は切って落とされ、戦国時代に突入した。

悪の軍団の武者、殺駆三兄弟との戦闘で精太は愛馬との合体攻撃を見せ
三兄弟を撃退するが、直後に現れた殺駆一族の長であり
闇軍団最強の武者、殺駆頭との戦闘で苦戦を強いられる。
しかし、精太の窮地を救ったのは
修行中に出会ったイーグルとの連携攻撃を身につけた摩亜屈だった。
上空からの攻撃で殺駆頭に隙を作った摩亜屈は二人の間に割って入る。
すると今度はそこへ砲撃が・・・
大砲での攻撃の主は駄舞留精太。
敵味方関係無しの攻撃は精太と摩亜屈を激怒させ、駄舞留精太を地面に埋めてしまう。
そして頭部をしきりに攻撃された駄舞留精太の兜に搭載された必殺兵器が炸裂し
殺駆頭を射抜くのだが、その攻撃でも殺駆頭には効かず
ルビまでふられた置手紙を残して去って行った…
その頃、仁宇は漣飛威との一騎打ちを繰り広げていた。
仁宇は竜神に修行をつけてもらっており
ともに修行した子龍との一心同体の技を繰り出す。
しかし、漣飛威の飛龍がえしに敗れてしまう。
だが、手の短い漣飛威は、ファンネルたちに愛刀をしまわせるのに失敗し逃走。

そして彼らが表舞台に立っている時、裏舞台で働く者たちもいた。
その一人である武者影頑駄無は軍団の将軍である将頑駄無から
闇軍団の秘密工場潜入の依頼を受ける。
うまく潜入した武者影頑駄無は重要な書類を持ち帰るが中身は何とHな本であった…
しかし、内容を見て興奮(?)した将頑駄無は彼を怒る事が出来ないのであった。
将頑駄無は武者影精太に本物の精太として、敵軍を陽動する作戦を与える。
闇軍団の刺客、武者怒武との戦闘に入った武者影精太は自分がおとりだと告げるが
倒された武者怒武からもおとりだと知らされ慌てながら精太の加勢に向かう。
しかし、これは武者怒武の狂言であった。
彼らは夜間の任務にも長けておりその中でも武者影駄舞留精太は力は強かったが
日光に当たると体が灰になると信じていた…

無論、闇軍団にも彼らのような隠密は存在した。
殺駆頭直属の忍である影忍者、射殺駆は隠密行動に優れてはいたが
その存在感の無さゆえに、敵に発見されてもおかしくない状況なのに気づいてもらえず苦悩していた。
そして、闇軍団でもあくどさの知れた武者怒武は
気流攻撃で武者影頑駄無を攻撃するが、あっさり撃退され
多彩な武器を操る武者怒雷戦は武者影駄舞留精太に頭部発射という
最終奥義をかわされるなど、次第に闇軍団は劣勢を強いられてきた。
ここで闇軍団は洗脳した、元七人の頑駄無のうちの一人であった
怪力自慢の斎胡を武者斎胡として戦場に送り込むが
洗脳を解かれた斎胡は、かえって闇軍団の脅威となってしまった。
度重なる部下の失敗に激怒した闇将軍は、自ら戦場に立つ事を告げる。
この情報を入手した武者百士貴と忍者百鬼丸の兄弟は
頑駄無城を目指すが、殺駆頭の指揮する闇軍団の城攻めが開始されていた。
武者達と殺駆頭の死闘が繰り広げられる中、突如
闇将軍の姿を模した鎧が出現し、殺駆頭に装着された。
その瞬間、殺駆頭は闇将軍に変化し、武者たちを窮地に追い込む。
この窮地を救ったのは、武芸百般の将頑駄無だった。
彼は飼っている武者タイガーと合体し
ハリマオスペシャルで闇将軍の鎧を破壊し、操られていた殺駆頭を開放する。
闇将軍が倒されたと同時に出現した黒い雲。
その危険性を知らせるために急ぐ隠密頑駄無。
その行く手をさえぎるように現れた殺駆三兄弟であったが
スイカ割り殺法が不発に終わり、隠密頑駄無を阻止する事は出来なかった。
隠密頑駄無より告げられた闇皇帝は、とうとう姿を現した。
闇皇帝は手始めとばかりに天守閣を攻撃する。
すると、そこから武者たちの君主である大将軍が戦場に姿を見せた。
大将軍は武者フェニックスでの攻撃で闇皇帝を圧倒するが
巻き起こる爆炎の中から闇皇帝は無傷で現れる。
闇皇帝は異形の姿、モンスターモードに変幻し大将軍に攻撃を加える。
そこで、彼の口から、先代の大将軍を倒したのは自分だと告げられたのであった。
息子である現在の大将軍は最後の力と
頑駄無結晶(ガンダムクリスタル)の力を使って、闇皇帝と共に空中で爆散したのだった。

大将軍と闇皇帝が大爆発の中に消え去った時
5つの輝くかけらと5つの暗黒のかけらが飛び散った。
輝くかけらを追った隠密頑駄無こと、農丸は輝くかけらを宿した赤子を見つける。
だが、そこには闇軍団一のあくどさを持つといわれた璽悪が赤子の命を狙って現れた。
農丸は瞬時に鎧を纏い、頭部の武者スピリッツの攻撃で璽悪を撃退する。
果たして、この輝くかけらを宿したこの赤子に、何が秘められているのであろうか・・・


風林火山編 へつづく…

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